彼からのメールがぱったりと来なくなって2ヶ月近くが過ぎた。


だんだんと 携帯メールのチェックも しなくなっていった私。

久しぶりに 携帯を開いてみる。

あ!! 見慣れたアドレスの着信 がある!!

胸がキュンとなる

でも 開くのが怖くて・・・・。


そこには 彼の近況と‘思い’が書いてあった。

≪急に あんなことになって 悪かった。

やっと いろんなことが 落ち着いてきたよ。

りがのことが ずっと忘れられなかった・・・

長く付き合ってたから 俺の心のよりどころになっていたよ。

時間のある時 メールが欲しい。≫


嬉しかった。

もう 無理と思ってたのに・・・・・。

無理と思っていたから 余計に嬉しくて・・・・・。

とりあえず

≪メール ありがとう。

すごく嬉しい。

もう 諦めてたよ。

また 改めて メールします。≫


送信した。

たった 一通のメールで 地獄に落とされたり

天国に昇ったり

これまでは 軽い気持ちでメールしていたが

気持ちを メールに乗せて

相手に 届けるのって

ほんとうは すごく 大切なコミュニケーション。

メル友から始まって

セフレになって

すぐに 愛おしい人になっていった彼。


彼を失うことによって 初めて気がついた。

私にとって 彼は どれだけ 大切な人だったか。

その彼が もしかしたら 戻ってきてくれるかもしれないんだ!!

わたしは 自分の思いのたけを  メールに託した。